舞阪港 ササガニ 刺し網はずし

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年07月05日 07:12



カニ味噌の濃厚な味、身の潮の味ともに絶品と評される舞阪
港のササガニは主に舞阪港の刺し網漁師さんによって獲られ
ています。

ササガニの漁場は遠州灘、舞阪港から東へ西へ伸びる遠州灘
の岸に近い沿岸に午後仕掛けた刺し網を深夜に揚げる漁で獲
られています。

早朝3時過ぎ、舞阪港の作業小屋に灯りがつき、刺し網から
カニや魚をはずす作業を見ることができます。

刺し網はテグス(釣り糸)で編まれています。
魚ならまだしもササガニははさみや脚がからみ、ギザギザの
体ごと刺し網にからみついています。



からんだ糸をJの字型のフックや指ではずす作業は漁師さんの
家族が揃って手伝っています。
早朝3時過ぎからみなで一匹づつはずす根気と丁寧さが必要な
作業です。



全て活きで出荷しますから大切に生簀に入れたものを手作業
で一本づつからんだ網糸をはずしていくのです。

既に活きで持ち帰ったマゴチやヒラメは舞阪港の生簀に入れて
きてありますが、死んでしまったものや傷がついたものはバケ
ツに入れていきます。
市場価格はかなり下ってしまいますが、これも大切な漁獲です。

早朝の作業、家族揃っての丁寧な作業で私たちは舞阪の濃厚ミ
ソのガニ、ササガニを食べることができるのです。

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