東海道舞阪宿~新居宿は船で渡る3

イチロー@南浜名湖.com編集長

2011年04月28日 11:21



浜名湖の漁はアサリなど湖の漁獲と舞阪港・新居港から出漁す
る遠州灘の漁があります。

東海道舞阪宿の北雁木(きたがんげ)から船に乗った現代の
旅人は浜名湖を渡り新居宿の関所を水上から目指します。

新居の江掘(えぼ)沿いには古くから海と共に暮らす人々が
住んでいます。大きな網を巻いたドラムを積んだシラコ船
(シラス漁船)が江掘に並んでいます。



大型の漁船もあれば浜名湖のさまざまな漁をする小船がズラ
リと並ぶ様子を見れば新居が海と暮らす人が多いことを知る
ことができます。
江掘から見上げる町はそんな人たちの町なのです。



普段なら歩いて渡る多くの橋を船でくぐり抜けてゆく旅は舞
阪から船で渡った宿の新居関所裏の船着場に到着します。

江戸時代に旅した人も歩くばかりではないこんな船旅を楽し
んだことでしょう。



今も建物が現存する新居関所はこの路地からすぐ、船頭さん
に安全な航行を感謝し、また現代の旅人は歩く旅に戻ります。

江戸時代の舞阪の渡しを再現する船の小さな旅は弁天島遊船
組合 053-592-0933がさまざまなお手伝いをしています。

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