川鵜の棲む風景 浜名湖
潮の干満の影響を受け、遠浅の浜名湖は干潮となれば多くの洲
が顔を出します。
浜名湖の最大の漁が あさり漁であることも海とつながり遠浅で
あるという恵みを活かしています。
弁天島から見える多くの洲や水には川鵜(カワウ)を見ること
ができます。
多くは洲の波打ち際に群れていますが、時に渚の哲人のような
顔をして一羽でいるものがいます。
濡れた髪をオールバックになでつけた渚のサーファーのような
その姿で何を見つめているのでしょう。
アメリカのフロリダの鳥であるペリカンと同じ属である川鵜は
浜名湖でも美食な漁師です。
ペンギンと同様に水に潜っては魚を銜えて浮かびあがる川鵜の
漁を見ていれば飽きることがありません。
時には弁天島の岸や桟橋近くまで顔を見せてくれるのです。
潜ったら次にどこに顔を出すかはわからない。
探しながら待つ私たちが意外なほど遠くに顔を出す川鵜は本来
は渡り鳥だったそうですが、浜名湖では留鳥となり一年を通じ
て見ることができるのです。
川鵜のダイビング風景を南浜名湖で見てみませんか。
そして渚では何を考えているの?と尋ねてみてください。
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