ジャノメガザミは上等兵とも呼ばれ、今やコアラガザミ 浜名湖・遠州灘のカニ

イチロー@南浜名湖.com編集長

2020年05月31日 08:00



南浜名湖はカニの産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は多くのワタリガニ類などが海と行き来し育ち、深海にもつながる舞阪沖からは深い海のカニが揚がります。

ここでは市場に揚がる浜名湖のカニと海のカニのうち合計16種を紹介しています。

連日お伝えしています泳げるカニにはワタリガニ類とイシガニ類があり、今朝は面白い名を持つジャノメガザミを紹介いたします。

ジャノメとは伝統文様のひとつで同心円の模様、つまり丸の中心の丸ですから目玉もようなもの、そこで蛇(へび)の目のようだということです。

主に浜名湖に棲むジャノメガザミは過去にはヒラツメガニ(通称Hガニ)と共に多く獲れたカニでしたが今は少量の水揚げとなっています。

かつてはこの甲羅の模様が三つの☆であることから陸軍の上等兵の襟章などから上等兵と呼ばれ愛されていました。



じつは最近(私のまわりですが)この三ツ星は真ん中を鼻、両側を目とすれば「コアラに似てる」と話題としています。

ジャノメガザミは上等兵から「コアラガザミへ」(もちろん正式名ではありません)
オーストラリアの自然火が広がり、多くのコアラが被災したというニュースがありました。

南浜名湖のコアラガザミ、そう呼んでいる市場仲間からオーストラリアのコアラにエールを送ります。
お互いに恵まれた自然の中で増えていきましょう!

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