風は西風冬風 松飾りフライキはためく
昨日も紹介いたしました舞阪漁港のフライキ(大漁旗)は強い西風にはためき、今年の豊漁を予感させる舞阪の正月の風物詩です。
今年の舞阪漁港の正月休みは5日(土曜)まで、海の模様がよければ6日(日曜)に初漁初市となります。
漁にとって風は大敵、遠州灘に網を曳く舞阪の漁は西風が順風、東風は「ならい」と呼ばて天候悪化が予想される風です。
海の潮は日によって東へ西へと向きを変え、漁師さんは潮の向きに合わせて風に追われて漁をしています。
フライキ(大漁旗)を揚げるのはシラス船(その中にタイ網などの兼業船あり)とやや小型のチャカ船、チャカ船は春からサヨリ・かつを・夏のアマダイに10月からのトラフグとさまざまな漁をする漁師さんの船をそう呼んでいます。
フライキは船の新造や改造、エンジンの載せ替えなどさまざまな時に仲間から贈られる旗、よく見れば勇ましい柄に船名の下に贈った人の名が染められています。
舞阪衆は「兄弟分)と呼ぶ生涯仲良く助け合う仲間を持ち、また多くの仲間を持ち、その名がフライキに染められています。
正月の間は船の勢いどおりに風よ吹け、そして週末からは風よおさまれ。と願うのです。
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