おはよう!南浜名湖 3月7日 静かの海に海苔船のエンジンの音
空は高曇り、弁天島の海は潮の干満の間の潮止まり、静かの海に軽快なエンジンの音が響いています。
早暁から浜名湖の浅瀬に広がる海苔棚へ出て腰まで浸かって海苔摘む漁師さんは摘んだ海苔を幾度となく舞阪へと運んでいきます。
浜名湖生海苔がもっとも豊かに伸びる三月の海です。
浜名湖が海に注ぎ、豊かな海が浜名湖を潤すわずか200m幅の海道、ここが今切です。
遠州灘の波の影響を受けにくい浜名湖は穏やかでも、遠州灘は風の海、今日は舞阪漁港から出漁する船はありません。
冬には千羽万羽群れていたカワウが今朝は見えません。春と共にまた渡ってゆく浜名湖の冬鳥たちの季節が終わります。
弁天島から新居方面へと続く海苔棚を眺めてみます。浜名湖海苔摘みも最盛期、4月まで続く海苔摘みが終わればこの広い海苔棚の杭が一斉に撤去されます。終盤になれば摘み取りが終わった網から海苔の香りが弁天島まで漂ってきます。
雨の前の静か、鏡のような海が広がり、海苔船が行き来しています。
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