春はすぐそこ 春漁待ち舞阪漁港
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は春漁はじまり、冬漁の仕上げの季節を迎えようとしています。
舞阪漁港を臨む記念橋から臨む舞阪漁港です。活魚・鮮魚市場の建屋は舞阪の冬鳥ユリカモメの羽の形をモチーフにした屋根を持っています。
その背に並ぶ建物群は弁天島海浜公園沿いに並ぶ旅館(ホテル)やマンション群です。漁に向かう小舟は先日の話題、舞阪の屋号で呼べば「どてや」と呼ばれる正一さん、舞阪で浜名湖で漁や漁魚を教えていただいている師匠のひとりです。
どてや(土手屋)という屋号は現在の水神様から東に続くかつての海岸線に沿って家があったから土手屋という屋号になったと聞いています。
一年で最も厳しい冬もトラフグ漁・底曳き漁・アカムツ漁が漁期中ですがこの時期は冬の海の荒れに出漁を阻まれます。今年はさらに寒気からの強い風も加わっています。
それでも春は近づいています。今週2月15日は舞阪に春を告げるサヨリ漁が解禁、トラフグ漁は2月末に漁期を終え、3月からはいよいよ春の美しい活マダイを揚げるタイ網漁が解禁となり、続いてシラス漁の新年度の漁期がやってきます。
強い寒気団の向こうに見えてきた舞阪の春、海の色は冬の透きとおる青にまもなく春のきらめきが足されてきます。
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