舞阪トラフグ漁 漁徳丸英治船長 栽培漁業に協力する漁師さん・仲買さん
南浜名湖は海の産地、舞阪の冬は全国から期待されるトラフグ漁の季節、毎年10月から翌年2月末までの寒中に出漁する漁は、しばしば冬の風と波に阻まれます。
今年は関西のトラフグ漁が奮わず、より舞阪の漁に期待があがっています。
今日は10日ぶりの出漁となった舞阪港に凱旋した漁徳丸の英治船長に見事なトラフグを見せていただきました。
舞阪港の漁師さん・仲買さんはトラフグの資源保護・栽培漁業に協力しています。
全国の天然トラフグ産地では健康的な親フグを買い取り、各地の栽培漁業施設で産卵受精を行い稚魚を育て放流する事業を行っています。
今日はその買い取りの初日、漁師さん・仲買さんの協力で下田・御前崎・三重県尾鷲のセンターのスタッフのみなさんが水揚げした健康な親フグを優先して選んでいます。
舞阪の将来を作るトラフグは扱いがよく元気であること、釣りあげたハリで口の中を傷めていないこと、なにより健康であることで選ばれます。
英治船長の見事なトラフグも選ばれています。
選ばれたトラフグは活魚車で各施設に運ばれ、さらに育てられ産卵受精、稚魚に育てられ三河湾の沖で放流されます。
海流に乗って育ちながら遠州灘にやってくるトラフグがまた舞阪を賑わせます。
舞阪のトラフグ漁は育てる漁業に協力する漁師さん・仲買さんが積極的に関わることで保たれ、将来に続くよう行われています。
※取材協力:浜名漁協 漁徳丸英治船長
※
舞阪漁魚図鑑
※
舞阪港のお魚さん
南浜名湖あそび隊!のまとめ読みは
南浜名湖.comをご覧ください。
Facebookでも紹介しています。
関連記事