舞阪港秋しらす漁 全国に誇る舞阪しらす干し

イチロー@南浜名湖.com編集長

2014年10月17日 11:15



南浜名湖は海の産地、舞阪が全国に誇る幸といえばしらす、舞阪のしらす漁は二艘で網を曳く二艘曳きで行われていますが、この船びき網漁は昭和初期の舞阪が発祥の地として全国に知られています。

今年の春には「舞阪しらす漁いまむかし展」(共催:舞阪郷土史研究会・浜松市博物館、協賛:浜名漁協・丸昌河合商店)で紹介しています。

台風や舞阪岐佐神社祭典で休漁が続いた舞阪しらす漁が一昨日から再開され、見事な秋しらすを水揚げしています。

毎日舞阪しらす漁を競り場から加工場からおしえてくれる舞阪しらす干しの「舞阪しらす親分一家」こと丸昌河合商店のみなさんが活躍される競り場へ昨日行ってきました。



舞阪のしらす船は二艘曳き、今期は47統(統=組 94艘)が出漁しています。
昼近い舞阪港にはしらすと共に舞阪に景気を運ぶしらす船が次々と凱旋、満載のしらすを水揚げしています。

しらす船の漁師さんは水揚げまでが仕事、ここから親方衆の奥さんたち「港のパワフルレディース」が競り場へと運びます。



朝夕に寒さも感じ始めた秋の港、遠州灘に育つしらすは真っ白に透き通り、競り後はすぐに加工場へ運ばれ、釜揚げしらすやしらす干しに加工されていきます。

舞阪が全国の産地として知られているのは、料理さんが獲った新鮮しらすを丸昌河合商店のみなさんら加工業者が味を競い合っているからです。



広い競り場にしらすが入ったボウラ(水揚げ用の籠容器)が一面に並べば豊漁の印、舞阪の加工場から煮窯の湯気があがり、舞阪の景気が盛んになるのです。

全国に誇る舞阪しらす干し、舞阪をお訪ねになりましたらお買い求め、お楽しみください。

※取材協力:浜名漁協 丸昌河合商店
舞阪しらす親分一家(丸昌河合商店)
舞阪しらす漁2014
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