舞阪秋 今切凱旋 二艘の富士福丸

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年10月11日 14:15



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まだ暗い早暁の海に出漁する大船団は名づけて「暁の船団」、日
の出操業を目指し出漁する船団を待つ日は、舞阪のハレの日とな
ります。

しらすを満載して戻る様子は戦いに勝利して戻る「凱旋」と呼びたい
と思います。

「富士福丸」本線(網船=あみぶね)が今切に進入してきます。
秋の海は透き通り、潮の干満を強く受ける今切は漁の終了の最後
の難関です。



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富士福丸本線と共に業を終えて今切に進入するのは、もう一艘の
富士福丸(綱船=つなぶね)です。

二艘で一枚の網を曳く舞阪のシロコ船は二艘を「統」と呼んでいます。

一統の富士福丸の凱旋。

洋上で網を曳く縄を受け、そして戻して獲る秋の生しらすは、舞阪が
日本一を誇る鮮度を守り操業する船によって舞阪にもたらされます。
その姿も日本一の大船団です。

※写真:舞阪海幸彦さん

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