浜名湖貝掻き 長柄の海

イチロー@南浜名湖.com編集長

2012年01月18日 07:05



海に浜名湖に二つの海で漁する南浜名湖の漁師さんのうち
最も多くの漁師さんが「採貝漁」に従事しています。

小型の船に乗り、採貝用のクマザラと呼ばれる道具で砂を
掻き、通年であさりを採っています。

浅いところでは腰まで浸かって採る「陸掻き(おかがき)」、
深いところでは船から長い柄を持つクマザラで「長柄(な
がえ」で漁をしています。



長柄の柄は船の長さほどもある長いものです。
これを船から砂底に降ろし、揺れて定まらぬ船に立ち、貝
を掻くのは相当の重労働だそうです。

夜明け前には漁場に着き、日の出と共に操業する貝掻き漁
は寒の間も続きます。

そして定量を掻けば貝置き場に貝を水揚げし、また胸を張
って弁天島前の海に帰ってくるのです。

※写真:船上カメラマンさん

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