南浜名湖 あさり漁の朝
南浜名湖 弁天島の朝を告げる音はまだ真っ暗な海を行くエン
ジンの音です。
「あさり漁師」さんの船の音です。
舞阪港南の記念橋あたりから広い弁天島の海に出た船は競う
ように弁天島前を行きます。真っ暗な海を航海灯をつけ、一
番に漁場へ着くように急ぐのが漁師さんの心意気です。
あさり漁も日の出操業と決められています。夜明けまで待ち、
冷たい海に降りてあさりを掻くのです。
浜名湖の美味しいあさりを私たちはは通年マーケットで買う
ことができますが、それは浜名湖のあさり漁師さんが冷たい
海から掻いたものなのです。
あさり漁師さんはみな腰を痛めるそうです。
冷たい海の中で重い道具を曳き、あさりを持上げては採る仕
事は大変な仕事です。
それでも毎朝暗いうちからエンジンを響かせるあさり漁師さ
んのエンジン音を聞いて弁天島は目覚めるのです。
※写真:船上カメラマンさん
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