舞阪港底曳き漁共榮丸 ヒゲキホウボウはウルトラセブン

イチロー@南浜名湖.com編集長

2024年07月30日 06:30



南浜名湖は海の産地、浜名湖の最南端の舞阪から海につながる今切を越えて出漁する舞阪港一艘曳き底曳き漁の共榮丸のみなさんは、毎年9月から翌5月まで陸(おか)から見れば水平線あたりの200mもの深海に網を曳いています。



舞阪名物のメヒカリや舞阪のテナガエビことアカザエビやニギスなど深海の幸を水揚げする網には深海の珍しい魚が混ざっています。

ヒゲキホウボウです。



舞阪に揚がるキホウボウは写真上のヒゲキホウボウと下のキホウボウたち、魚というよりは虫類のような姿をしています。

長い吻(ふん)が二本突き出たキホウボウに対し、ヒゲキホウボウはさらに派手な姿をしています。

そこでキホウボウ(下)がウルトラマンとすればヒゲキホウボウはウルトラセブンというところでしょうか。



ヒゲキホウボウをこうして横から見ればさらに違うものに見えてきます。

少年の私たちの冒険心をわしづかみにしたジュール・ベルヌの海底2万マイルのノーチラス号です。

今も昔も海底、深海底は私たちの心を捕らえ続けています。

舞阪港共榮丸の底曳き漁で揚がる深海の不思議な魚たちが私たちをネモ船長の世界に連れていってくれるのです。

※取材協力:浜名漁協 舞阪港共榮丸
南浜名湖あそび隊

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