しらすが着けば台車を押すよ舞阪港
南浜名湖は海の産地、今年度の漁期始った3月21日より、豊漁を続ける舞阪しらす漁は、舞阪に景気を運ぶ漁といわれます。
自然と共にある漁師さんは、海を休ませながら遠州灘に寄せてくるしらすを獲り、舞阪にしらすと共に景気を運んでいます。
遠州灘に網を曳き、港に水揚げするまでが親方や乗り子さん(乗り組む漁師さんのこと)の仕事、港に揚げたしらすボウラ(青い水揚げ用の籠容器)を運ぶのは親方の奥さんたち、港のパワフルレディースの仕事です。
今年度の舞阪しらす漁は47統(とう)のしらす船、しらす漁は二艘で一枚の網を曳く二艘曳きですから94艘の船が活躍し、その本船(網を巻いている船)が水揚げします。
レディースのみなさんの押す台車は30kg以上にもなるボウラを二個、三個と積み、競り場へと運ばれます。
今年は大豊漁、一艘の船から水揚げされるボウラの数は台車何往復もするほどの漁、今年は特別に水揚げを終えた船から乗り子さんが一人降りて競り場への並べを手伝っています。
それでも競り場へ、競り場から運搬のトラックに運ぶのはレディースが主役です。
今年もはじまった「
舞阪漁港えんばい朝市」のポスターを持ってPRの協力をお願いすれば、こうして「ガンバロー!」と舞阪の元気を発信してくれる。
レディースのみなさんはえんばい朝市で「浜のレディース」、「浜名っ娘クラブ」として自慢のしらすを使った料理でのおもてなしをしています。
舞阪にしらすと景気を運ぶしらす船、港で新鮮を運ぶレディース、舞阪港の男衆と女衆がひとつになって舞阪のしらす漁を支えています。
※取材協力:浜名漁協
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舞阪しらす漁2014
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