井手秀行の暁の船団2

カテゴリー │☆船上カメラマンの浜名湖四季撮

井手秀行の暁の船団2

海は群青である。空の群青が青とかわり、音だけで迫るものが
シルエットとして浮かびあがる。
船団は海へと向かってゆく。

舞阪・新居港では大きな船が海に出ればいかにも小さい。
ゆえに勇気が海を分けて行く。

舞阪・新居港のシロコ船(シラス漁船)の出漁は日の出が追い
かけてくるのです。

井手秀行の暁の船団2

わずか200メートルの海と浜名湖を繋ぐ海峡を抜けてゆく船団
はようよう赤み射す空と赤い灯台を抜けて遠州灘を目指してゆく。

井手秀行の暁の船団2

船団よりずっと遅れた朝日が遠州灘へターンする船を照らして
ゆく。
舞阪の衆も新居の衆も、船団を見送り期待して待つ朝が始まる。

南から胸張って戻るシロコ船の衆を待つ朝が始まる。

※写真協力:井手丸 井手秀行さん



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