2024年03月19日 06:55
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
港の床に咲く赤い華のうち最も美しい色を持つのがアカムツ、通称はノドグロです。
舞阪沖には深い淵があり、その縁沿いに縦はえ縄を降ろし一匹づつ釣りあげる漁で主に水揚げされています。
同じ赤でも全身が赤いキンメダイより優美なのは白から浮き出す赤を持つから、赤紅に輝く見事さがアカムツの魅力です。
競り籠にはキロを超える大物からはじまり、小型までを分けて競りにかけられますが、その前に洗い清めた床に広げられての披露、深海の美魚の花が咲く時間です。
仲買さんはその大きさ扱いのよさからくる美しさを目利きしてキロ単価で競りをする。
市場一の高値をつける競り前のワクワクする時間です。
深海に棲むアカムツは色だけでなくうまい脂を持つ、市場からは料理人の腕が試される魚となります。
南浜名湖あそび隊!
舞阪漁港 市場の赤い華はアカムツ・ノドグロ≫
カテゴリー │☆浜名湖歳時記
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
港の床に咲く赤い華のうち最も美しい色を持つのがアカムツ、通称はノドグロです。
舞阪沖には深い淵があり、その縁沿いに縦はえ縄を降ろし一匹づつ釣りあげる漁で主に水揚げされています。
同じ赤でも全身が赤いキンメダイより優美なのは白から浮き出す赤を持つから、赤紅に輝く見事さがアカムツの魅力です。
競り籠にはキロを超える大物からはじまり、小型までを分けて競りにかけられますが、その前に洗い清めた床に広げられての披露、深海の美魚の花が咲く時間です。
仲買さんはその大きさ扱いのよさからくる美しさを目利きしてキロ単価で競りをする。
市場一の高値をつける競り前のワクワクする時間です。
深海に棲むアカムツは色だけでなくうまい脂を持つ、市場からは料理人の腕が試される魚となります。
南浜名湖あそび隊!
2024年03月18日 06:30
桜の期待とともにはじまった舞阪漁港の活マダイ漁、タイ網漁の水揚げからイシダイを紹介しましょう。
岩礁につき育つイシダイは釣り師の垂涎の的、養魚のうちは特徴的な縞がはっきりしていますが、育てば縞は薄くなり口先が黒ずんでくることからクチグロと呼ばれます。
舞阪漁港での市場名はナベと呼ばれています。春の風波おさまり出漁が望まれる舞阪漁港です。
サヨリは舞阪の春告げ魚、細魚(サヨリ)と書くようにか弱いサヨリは下顎を針のように伸ばしてその先に春の紅をつけています。
海の町の春、もうひとつ見つけることができます。
タイ網漁はじまりサヨリが揚がれば海の春、冬を超えて元気に育った活魚・鮮魚が水揚げされます。
カツオの季節もはじまっています。
南浜名湖あそび隊!
舞阪漁港のナベとは? サヨリの季節≫
カテゴリー │☆浜名湖歳時記
桜の期待とともにはじまった舞阪漁港の活マダイ漁、タイ網漁の水揚げからイシダイを紹介しましょう。
岩礁につき育つイシダイは釣り師の垂涎の的、養魚のうちは特徴的な縞がはっきりしていますが、育てば縞は薄くなり口先が黒ずんでくることからクチグロと呼ばれます。
舞阪漁港での市場名はナベと呼ばれています。春の風波おさまり出漁が望まれる舞阪漁港です。
サヨリは舞阪の春告げ魚、細魚(サヨリ)と書くようにか弱いサヨリは下顎を針のように伸ばしてその先に春の紅をつけています。
海の町の春、もうひとつ見つけることができます。
タイ網漁はじまりサヨリが揚がれば海の春、冬を超えて元気に育った活魚・鮮魚が水揚げされます。
カツオの季節もはじまっています。
南浜名湖あそび隊!
2024年03月17日 06:30
静岡県の西部、海とつながる浜名湖の最南端の海道今切(いまぎれ)を抜けて遠州灘に漁する舞阪港のタイ網漁が舞阪に活マダイ・クロダイなどを水揚げしています。
その網に混ざったのがウマズラハギ、おもしろい顔に青いヒレ、目の上のツンが特徴の魚ですが、カワハギ同様肝は大きいかと探られる魚です。
先日この魚が初恋の魚だったという「さかなクン」の番組でとりあげらえていましたね。
撮ってる男は肝が小さいですから透き通る春の海の子に負けています。
※南浜名湖あそび隊!は遠州灘の幸・浜名湖の幸・漁師さんの活躍を応援しています!
舞阪港タイ網漁の活魚 ウマズラハギ≫
カテゴリー │☆浜名湖歳時記
静岡県の西部、海とつながる浜名湖の最南端の海道今切(いまぎれ)を抜けて遠州灘に漁する舞阪港のタイ網漁が舞阪に活マダイ・クロダイなどを水揚げしています。
その網に混ざったのがウマズラハギ、おもしろい顔に青いヒレ、目の上のツンが特徴の魚ですが、カワハギ同様肝は大きいかと探られる魚です。
先日この魚が初恋の魚だったという「さかなクン」の番組でとりあげらえていましたね。
撮ってる男は肝が小さいですから透き通る春の海の子に負けています。
※南浜名湖あそび隊!は遠州灘の幸・浜名湖の幸・漁師さんの活躍を応援しています!
2024年03月16日 09:05
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
舞阪漁港の底曳き漁で水揚げされる通称メヒカリはその名のとおり目が光ってみえる小さな魚なれど炙っておいしい実力魚、冬には庭で干す様子も見ることができます。
メヒカリを食べたことがなければ残念、一度炙って食べるとその脂のうまさにまさに目を見張ります。
種名もアオメエソ、その名のとおりですが漁港でメヒカリをメヒカリらしく撮るには少し苦労します。
まずは直射日光に当たっていない陰であること、光った目は反射によるものであまり暗いところではいけない。
そして光る角度もありますから、カメラを構えたまましっかり光っている角度までもってゆく。
そして静かにシャッターを切りますが、そこは水揚げ場、じゃまにならぬように瞬時にとって移動します。
メヒカリ撮る前に周りに気をつけて目を配るべし、食べるのも撮るのも少し努力が必要な小さなご馳走魚です
南浜名湖あそび隊!
舞阪漁港 メヒカリの光る目を撮るには≫
カテゴリー │☆浜名湖歳時記
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
舞阪漁港の底曳き漁で水揚げされる通称メヒカリはその名のとおり目が光ってみえる小さな魚なれど炙っておいしい実力魚、冬には庭で干す様子も見ることができます。
メヒカリを食べたことがなければ残念、一度炙って食べるとその脂のうまさにまさに目を見張ります。
種名もアオメエソ、その名のとおりですが漁港でメヒカリをメヒカリらしく撮るには少し苦労します。
まずは直射日光に当たっていない陰であること、光った目は反射によるものであまり暗いところではいけない。
そして光る角度もありますから、カメラを構えたまましっかり光っている角度までもってゆく。
そして静かにシャッターを切りますが、そこは水揚げ場、じゃまにならぬように瞬時にとって移動します。
メヒカリ撮る前に周りに気をつけて目を配るべし、食べるのも撮るのも少し努力が必要な小さなご馳走魚です
南浜名湖あそび隊!
2024年03月15日 08:01
海の産地南浜名湖から最南端の舞阪漁港に揚がる遠州灘の幸を紹介いたします。
春漁タイ網漁で揚がるのは活桜ダイやクロダイばかりではおりません。洋上からしっかり氷締めされたさまざまな魚の中に金赤の小さめなタイがあります。
レンコダイ(キダイ)です。皿から余るほどの美しいレンコダイは焼いても色を留めることから浜焼きや酢締めなどして楽しみます。
下の写真の後ろはエラに血のような赤を差し色に持つチダイ、手前がレンコダイです。
鯛の名を持つ魚は多くありますがマダイ、クロダイ、チダイ、レンコダイ、マンタイ(ヘダイ)とその亜種がタイと呼べます。
舞阪ものの魚をお楽しみ下さい。
南浜名湖あそび隊!
遠州灘舞阪のタイ網漁レンコダイ・チダイ≫
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海の産地南浜名湖から最南端の舞阪漁港に揚がる遠州灘の幸を紹介いたします。
春漁タイ網漁で揚がるのは活桜ダイやクロダイばかりではおりません。洋上からしっかり氷締めされたさまざまな魚の中に金赤の小さめなタイがあります。
レンコダイ(キダイ)です。皿から余るほどの美しいレンコダイは焼いても色を留めることから浜焼きや酢締めなどして楽しみます。
下の写真の後ろはエラに血のような赤を差し色に持つチダイ、手前がレンコダイです。
鯛の名を持つ魚は多くありますがマダイ、クロダイ、チダイ、レンコダイ、マンタイ(ヘダイ)とその亜種がタイと呼べます。
舞阪ものの魚をお楽しみ下さい。
南浜名湖あそび隊!
2024年03月14日 06:30
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
春はじまりにもう夏の話、7月にはじまる今日の祇園まつりは別名「ハモまつり」ともいう。京都人が待ち望む美しいハモ料理はじつはこんな獰猛なハモで造る料理です。
祇園まつりのはるか前、舞阪では5月中旬までの底曳き漁で揚るのがハモ、沖にはハモの巣があるそうでベテラン船長が漁期終盤に狙うのが遠州灘のハモです。
舞阪の春4月から5月中旬までに揚る舞阪のハモ、獰猛なハモは目の前にあれば仲間でも噛み合う猛魚、漁師さんのカッパズボンなどもビリビリに引き裂く鋭い歯を持っています。
適度の太さがよく、それ以上は大蛇とも呼ばれています。
京より先に楽しめる舞阪のハモ、もう食べはったんですかと京都人もうらやむことでしょう。
南浜名湖あそび隊!
舞阪のハモ、もう食べはりましたか≫
カテゴリー │☆浜名湖歳時記
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
春はじまりにもう夏の話、7月にはじまる今日の祇園まつりは別名「ハモまつり」ともいう。京都人が待ち望む美しいハモ料理はじつはこんな獰猛なハモで造る料理です。
祇園まつりのはるか前、舞阪では5月中旬までの底曳き漁で揚るのがハモ、沖にはハモの巣があるそうでベテラン船長が漁期終盤に狙うのが遠州灘のハモです。
舞阪の春4月から5月中旬までに揚る舞阪のハモ、獰猛なハモは目の前にあれば仲間でも噛み合う猛魚、漁師さんのカッパズボンなどもビリビリに引き裂く鋭い歯を持っています。
適度の太さがよく、それ以上は大蛇とも呼ばれています。
京より先に楽しめる舞阪のハモ、もう食べはったんですかと京都人もうらやむことでしょう。
南浜名湖あそび隊!
2024年03月13日 08:37
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
春と共に遠州灘から沿岸へ浜名湖へも泳ぎ入るイカがコウイカ・モンコウイカです。
イカといえばスルメイカなどの形を想像するから初めてみればその甲の長さ大きさ、短い脚に驚きますが舞阪や浜名湖の市場に揚がるイカはこんな形をしています。
写真はモンコウイカ、大きな胴に紋のようなマーク、これを「目玉のようだ」という人あり、「いやキスマークだよ」いう人あり諸説あります。
このイカたちは他にも呼名があり「スミイカ」とも呼ばれます。
驚くと大漁のスミを吐くことから、浜名湖に泳ぎ入ると岸辺からルアーなどでも狙われるコウイカ類、釣られた岸壁などは真っ黒に汚れていることでコウイカの釣り場と知ることができます。
捌くときにもこのスミ袋を破れないようにとらなければ真っ黒のスミだらけになる。
舞阪・浜名湖のイカといえばこのイカ、夏には負荷した小さなイカたちが泳ぎ回ります。
南浜名湖あそび隊
舞阪漁港 コウイカの宇宙≫
カテゴリー │☆浜名湖歳時記
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
春と共に遠州灘から沿岸へ浜名湖へも泳ぎ入るイカがコウイカ・モンコウイカです。
イカといえばスルメイカなどの形を想像するから初めてみればその甲の長さ大きさ、短い脚に驚きますが舞阪や浜名湖の市場に揚がるイカはこんな形をしています。
写真はモンコウイカ、大きな胴に紋のようなマーク、これを「目玉のようだ」という人あり、「いやキスマークだよ」いう人あり諸説あります。
このイカたちは他にも呼名があり「スミイカ」とも呼ばれます。
驚くと大漁のスミを吐くことから、浜名湖に泳ぎ入ると岸辺からルアーなどでも狙われるコウイカ類、釣られた岸壁などは真っ黒に汚れていることでコウイカの釣り場と知ることができます。
捌くときにもこのスミ袋を破れないようにとらなければ真っ黒のスミだらけになる。
舞阪・浜名湖のイカといえばこのイカ、夏には負荷した小さなイカたちが泳ぎ回ります。
南浜名湖あそび隊
2024年03月11日 06:21
まずは東日本大震災で亡くなった関連死を含め2万人の霊に祈り、能登半島地震で被災したみなさまの復興をお祈りいたします。
復興に励む多くのみなさんに海でつながる仲間として応援をおくります。
静岡県の西部、海とつながる浜名湖の最南端の海道今切(いまぎれ)を越えて遠州灘に出漁する舞阪港の一艘曳き底曳き漁共榮丸が昨年の3月に揚げたクロムツ・キンメダイです。
春の海は確かに春漁の魚を寄せてきています。
※南浜名湖あそび隊!は遠州灘の幸・浜名湖の幸・漁師さんの活躍を応援しています
舞阪港の黒と赤 クロムツ・キンメダイ≫
カテゴリー │☆浜名湖歳時記
まずは東日本大震災で亡くなった関連死を含め2万人の霊に祈り、能登半島地震で被災したみなさまの復興をお祈りいたします。
復興に励む多くのみなさんに海でつながる仲間として応援をおくります。
静岡県の西部、海とつながる浜名湖の最南端の海道今切(いまぎれ)を越えて遠州灘に出漁する舞阪港の一艘曳き底曳き漁共榮丸が昨年の3月に揚げたクロムツ・キンメダイです。
春の海は確かに春漁の魚を寄せてきています。
※南浜名湖あそび隊!は遠州灘の幸・浜名湖の幸・漁師さんの活躍を応援しています
2024年03月10日 09:05
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は遠州灘に漁する良港です。
まもなく解禁されるタイ網漁で春の桜ダイとも呼ばれる美しいマダイや活性高いクロダイなどが水揚げされます。
洋上であげた網から活魚を船首デッキ下にあるカンコウ(流水生け簀)に放ち泳いだままの活魚が水揚げされます。
同じ船には氷をしっかり手当されたタイが揚がります。これは主に混獲されるやや小型のチダイやレンコダイです。
こちらは活魚としての扱いより、しっかり冷やした鮮魚として扱われます。
こちらは舞阪からさらに沖の200mもの深海に網を曳く底曳き漁の水揚げです。
こちらは活魚ではなく全て氷締め、水揚げされた魚は船上で選別されしっかり氷を当てて水揚げされます。
こちらも鮮魚として扱われます。
深海の美しい赤を持つチョウカは煮魚として使われるもの、キンメダイやアカムツと同様うまい脂を持っています。
舞阪の鮮魚にご注目ください。
南浜名湖あそび隊
舞阪漁港のしっかり鮮度の氷締め鮮魚≫
カテゴリー │☆浜名湖歳時記
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
海につながる浜名湖の最南端の舞阪漁港は遠州灘に漁する良港です。
まもなく解禁されるタイ網漁で春の桜ダイとも呼ばれる美しいマダイや活性高いクロダイなどが水揚げされます。
洋上であげた網から活魚を船首デッキ下にあるカンコウ(流水生け簀)に放ち泳いだままの活魚が水揚げされます。
同じ船には氷をしっかり手当されたタイが揚がります。これは主に混獲されるやや小型のチダイやレンコダイです。
こちらは活魚としての扱いより、しっかり冷やした鮮魚として扱われます。
こちらは舞阪からさらに沖の200mもの深海に網を曳く底曳き漁の水揚げです。
こちらは活魚ではなく全て氷締め、水揚げされた魚は船上で選別されしっかり氷を当てて水揚げされます。
こちらも鮮魚として扱われます。
深海の美しい赤を持つチョウカは煮魚として使われるもの、キンメダイやアカムツと同様うまい脂を持っています。
舞阪の鮮魚にご注目ください。
南浜名湖あそび隊
2024年03月09日 06:30
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
春三月と共に解禁されたタイ網漁、遠州灘に網曳く二艘曳きでマダイやクロダイ、ヒラメなどを舞阪にもたらすタイ網はまもなく解禁となるシラス漁の船との兼漁で行われます。
二月末まで冬を徹してトラフグを水揚げしたチャカ船船団はこの時期幾統を作ってサヨリ漁を行います。
シラス漁・タイ網漁などと同じく二艘が一枚の網を曳く場合、それを統と呼んでいます。
かつては多くの統が組まれたサヨリ漁も少なくなりましたが活魚と共に舞阪に春を呼ぶのがサヨリ漁です。
サヨリは春の海の表層を群れて泳ぐ魚、二艘が弾く網はあまり沈めることなく波立つ海を曳いていきます。
その網に群れがかかれば網がぽっかりと浮く、それが網を巻く合図ともなります。
漁師さんの丁寧な水揚げで水揚げされたサヨリはその扱いのよさを見せるように広げて目利きに晒します。
その美しさを見て舞阪は春の訪れを知るのです。
南浜名湖あそび隊!
春を呼ぶサヨリ漁はチャカ船の働き≫
カテゴリー │☆浜名湖歳時記
南浜名湖は海の産地、全国でも珍しい海につながる浜名湖は、潮の満ち干を利用して海の魚が行き来し育つ、海ともいえる湖です。
春三月と共に解禁されたタイ網漁、遠州灘に網曳く二艘曳きでマダイやクロダイ、ヒラメなどを舞阪にもたらすタイ網はまもなく解禁となるシラス漁の船との兼漁で行われます。
二月末まで冬を徹してトラフグを水揚げしたチャカ船船団はこの時期幾統を作ってサヨリ漁を行います。
シラス漁・タイ網漁などと同じく二艘が一枚の網を曳く場合、それを統と呼んでいます。
かつては多くの統が組まれたサヨリ漁も少なくなりましたが活魚と共に舞阪に春を呼ぶのがサヨリ漁です。
サヨリは春の海の表層を群れて泳ぐ魚、二艘が弾く網はあまり沈めることなく波立つ海を曳いていきます。
その網に群れがかかれば網がぽっかりと浮く、それが網を巻く合図ともなります。
漁師さんの丁寧な水揚げで水揚げされたサヨリはその扱いのよさを見せるように広げて目利きに晒します。
その美しさを見て舞阪は春の訪れを知るのです。
南浜名湖あそび隊!